〔東京外為〕ドル、103円台後半=軟調地合いも終盤は模様眺め(13日午後5時) 2021年01月13日 17時12分

 13日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利の上昇が一服したのを受けて軟調となり、1ドル=103円台半ばから後半で推移した。終盤は、14日以降に予定されるバイデン米次期大統領の経済方針の発表やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を前に模様眺めの雰囲気が強まった。午後5時現在は103円69~69銭と前日(午後5時、104円16~16銭)比47銭のドル安・円高。
 前日の海外市場では、先週後半から上昇してきた米長期金利が一時1.19%近辺へ強含んだ後、10年債入札の堅調な結果をきっかけとして低下に転じたのを受け、米金利を眺めて買われてきたドルは104円を割り込み、103円70銭台へ軟化した。
 東京時間になっても、米金利が時間外取引でさらに下がってドル売り優勢の展開が継続し、午前10時すぎに103円50銭前後まで下落。その後、欧州で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないのを嫌気したユーロ売りの影響が波及した上、「103円台半ばではドル買い注文が厚い」(外為仲介業者)とされ売りは一服。午後は日経平均株価が続伸する中、材料難で様子見気分が広がり、主に103円60銭台で小動きとなった。欧州勢が参入する時間帯にはユーロ買いにつられてドルが小幅安となる場面もあった。
 当面の動きについて、市場参加者からは「米金利は落ち着き、徐々にドル売り基調へ回帰する」(邦銀)との声が上がる。バイデン氏の経済方針やパウエル議長による金融政策運営の言及に関しては、「いずれも驚くべき内容にはならない」(資産運用会社)との見方も出ている。
 ユーロは終盤、対円、対ドルとももみ合い。午後5時現在は1ユーロ=126円53~54銭(前日午後5時、126円69~70銭)、対ドルで1ユーロ=1.2203~2203ドル(同、1.2163~2163ドル)。

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