〔米株式〕ダウ反落、219ドル安=コロナ抑制策で景気悪化懸念(20日) 2020年11月21日 06時59分

 【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルス感染抑制策が景気を悪化させるとの懸念が広がる中、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比219.75ドル安の2万9263.48ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は49.74ポイント安の1万1854.97で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4903万株増の9億8559万株。
 コロナ感染再拡大を受け、カリフォルニア州が夜間外出禁止令を明らかにしたほか、ニューヨーク市は飲食店の店内飲食などを近く禁止する可能性が高いとしており、規制強化が景気悪化につながるリスクが高まっている。こうした中で強材料も乏しく、ダウは軟調な展開を維持した。
 また、ムニューシン米財務長官は19日、財務省と連邦準備制度理事会(FRB)が導入した企業向け融資策など一部の新型コロナ緊急制度に関し、12月末の期限を延長しないと表明。感染再拡大の状況下での打ち切りが弱材料になった可能性がある。
 市場では「夜の経済が止まると影響は大きい。こうした規制措置が広がりつつある。JPモルガン・チェースもこうした動きを背景に来年1~3月期の米経済についてマイナス成長と予想している」(日系証券)との指摘が聞かれた。
 個別銘柄では、景気敏感株のボーイングが2.9%安と、ダウ構成銘柄では下落率が首位。昨日上昇率首位のセールスフォース・ドットコムは2.5%安。アップルは1.1%安。マイクロソフトが1.1%安。金融株のゴールドマン・サックスが0.6%安、JPモルガン・チェースは0.8%安。一方、ナイキは0.8%高、スリーエムは0.8%高。

市況・概況