〔NY石油〕WTI、反発=2カ月半ぶり高値(20日) 2020年11月21日 05時39分

 【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待を追い風に買われ、反発した。米国産標準油種WTI12月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.41ドル(0.98%)高の1バレル=42.15ドルと、中心限月の清算値ベースでは9月1日以来約2カ月半ぶりの高値となった。週間では5.03%上昇し、プラスでの越週は3週連続。1月物は0.52ドル高の42.42ドルだった。
 米製薬大手ファイザーは20日、独ビオンテックと共同開発中のコロナワクチンの緊急使用許可を米当局に申請。12月半ばにも一部の人を対象にワクチン接種が始まるとの見通しを示しており、こうした動きを受けてコロナ感染再拡大による足元の不安が後退。ワクチンの早期実用化で景気回復が進み、エネルギー需要改善につながるとの期待が台頭し、原油買いが優勢となった。
 石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が来年1月以降に計画している日量約200万バレル規模の減産縮小方針を少なくとも3カ月先送りするとの観測も相場の支援要因。主要産油国が11月30日と12月1日に開く会合の行方に注目が集まっている。
 ▽ガソリン=反発し、中心限月12月物の清算値は1.27セント高の1ガロン=117.52セント。
 ▽ヒーティングオイル=5営業日続伸。12月物の清算値は1.56セント高の1ガロン=128.63セント。

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