〔東京外為〕ドル、103円台後半=3連休を前に小動き(20日午後5時) 2020年11月20日 17時03分

 20日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、新型コロナウイルスの感染再拡大でリスク回避の気分が強い中、3連休を前に積極的な取引を見合わせる市場参加者が多く、1ドル=103円台後半の狭い値幅で推移した。午後5時現在、103円87~87銭と前日(午後5時、103円83~83銭)比04銭の小幅ドル高・円安。
 新型コロナのワクチン開発期待や米長期金利の低下など強弱の材料が交錯し、小動きとなった前日の海外市場を引き継ぎ、東京時間は103円70銭台で始まった。事業会社の決済が集中する「五・十日」のため、午前中は輸入企業のドル買いが目立ち、一時103円90銭付近に上昇。ただ、米国で新型コロナ感染者の増勢が止まらず、一部地域で活動制限が強化されたことなどから上値を追う動きは鈍く、103円80銭前後に小幅軟化した。
 午後は、日経平均株価の下げ止まりやアジアの株価動向を眺めてもみ合った。その後は、英国と欧州連合(EU)の貿易交渉の行方を楽観した欧州通貨買いにつられて103円70銭近辺へ値を下げたが、ユーロや英ポンドの失速を受けてやや持ち直した。
 ドル円相場の基調について、市場参加者からは「下方向を試す局面だが、割と堅い印象」(邦銀)という声が上がる。来週は23日が日本の祝日、26日は米国が感謝祭で休場のため、「売買がやりづらい状況」(外為仲介業者)との見方が広がる。
 ユーロは終盤、対円で小安く、対ドルでは軟調。午後5時現在は1ユーロ=123円29~29銭(前日午後5時、122円99~123円00銭)、対ドルでは1.1869~1869ドル(同1.1844~1845ドル)。

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