〔東京株式〕3日続落=3連休前で買い控え(20日) 2020年11月20日 15時18分

 【第1部】新型コロナウイルスの感染拡大が警戒され、3連休前で手控えムードも強く、値がさ株を中心に利益確定売りが出た。日経平均株価は前日比106円97銭安の2万5527円37銭と3日続落。一方、東証株価指数(TOPIX)は0.98ポイント高の1727.39と小幅続伸。
 36%の銘柄が値下がりし、値上がりは60%だった。出来高は10億8896万株、売買代金は2兆2165億円。
 業種別株価指数(全33業種)では保険業、空運業、パルプ・紙の下落が目立った。上昇は鉄鋼、ゴム製品、金属製品など。
 個別銘柄ではファーストリテが3日続落。MS&AD、東京海上が下押し、ソフトバンク、KDDI、JAL、OLCが売られた。ダイキン、キーエンスが軟調。王子HDが甘く、ソニーは小幅安。半面、日立金が買いを集め、JFE、SUMCOも高い。トヨタ、ブリヂストン、東エレクが堅調。任天堂は強含み。ソフトバンクGが値を上げ、三菱UFJもしっかり。
 【第2部】堅調。ファーマフーズが年初来高値を更新し、川本産業は大幅高。半面、クレアHDは急落した。出来高1億5938万株。
 ▽下値では買いが活発
 20日の東京株式市場は、3連休前で手控えムードが強かった。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感から、日経平均株価は値下がりして始まった。薄商いの中で上値は重く、午後は下落幅が一時、200円を超えた。
 ただ、値がさ株主導で日経平均は下押したが、「下値では買いが活発」(中堅証券)との指摘もあった。ワクチン開発進展や米追加経済対策への期待が相場を下支えし、「好悪両材料で売り買い交錯」(大手証券)となった。
 景気敏感株である鉄鋼や輸送用機器には見直し買いが入ったほか、成長株とされる電子部品や半導体関連の一角も堅調だった。午後には東証1部の値上がり銘柄数が増加。市場では「いったん利益確定売りを出した後で、買い直す投資家が多い」(前出の中堅証券)との声も出ていた。
 225先物12月きりは安値もみ合い。現物市場の前引けにかけて売りに押されたが、午後は小口買いが入り底堅く推移した。225オプション12月きりは、プットがおおむねしっかり。コールは軟調。

市況・概況