〔東京外為〕ドル、105円台半ば=終盤はこう着(20日午後5時) 2020年10月20日 17時02分

 20日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米大統領選が近づいている上、米国の追加経済対策の先行きがなお不透明なため積極的な取引を控える市場参加者が多く、1ドル=105円台半ばで小幅高となった。終盤はこう着気味で、午後5時現在は105円54~54銭と前日(午後5時、105円38~41銭)比16銭のドル高・円安。
 米国で株価が反落する一方で長期金利が上昇するなど方向感を欠いた前日の海外市場を引き継ぎ、東京市場は105円40銭台で始まった。企業の決済が集中する「五・十日」で、午前中は輸入企業の資金手当てのドル買いなどにより一時105円60銭前後に上昇したが、「仲値決定後は手掛かり材料不足」(FX業者)のため、もみ合った。
 午後も、日経平均株価の下げ幅拡大などで上値が重い半面、下値も堅く105円50銭台の狭い値幅で推移。米国の追加経済対策の協議を注視する空気に加え、市場参加者の間で「米大統領選の情勢分析のために、22日に予定される米大統領候補者の討論会の内容を見たい」(外為仲介業者)との機運が高まり、模様眺めの気分も広がった。
 ドル円相場は、午前中に実需関連の売買で前日より水準を若干切り上げたものの、「依然として変化に乏しい」(同)基調が続く。米大統領選が迫る中、市場では「大方の予想に反してトランプ氏が勝った4年前の前回選挙を振り返ると、慎重姿勢にならざるを得ない」(邦銀)との雰囲気が強い。
 ユーロは終盤、利益確定とみられる売りなどで対円、対ドルとももみ合い。午後5時現在は1ユーロ=124円29~30銭(前日午後5時、123円53~54銭)、対ドルでは1.1776~1776ドル(同1.1722~1722ドル)。

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