〔東京株式〕反落=米追加経済対策見極めへ(20日) 2020年10月20日 15時08分

 【第1部】前日の欧米株安が投資意欲を冷え込ませ、日経平均株価は前日比104円09銭安の2万3567円04銭、東証株価指数(TOPIX)は12.24ポイント安の1625.74と、ともに反落した。米国の追加経済対策をめぐる与野党協議の行方を見極めようとの気分も強く、買いは手控えられた。
 銘柄の73%が値下がりし、値上がりは25%。出来高は9億2369万株、売買代金が1兆7349億円。
 業種別株価指数(33業種)は、陸運業、鉱業、パルプ・紙、水産・農林業、空運業の下落が目立ち、上昇は小売業と海運業。
 個別銘柄では、JR東日本、JR西日本が安く、JALは軟調。国際帝石が値を下げ、日本紙や日水もさえない。ソフトバンクGが下落し、任天堂、ファーストリテは売り物がち。三菱UFJ、三井住友が甘い。トヨタは弱含んだ。半面、良品計画が大幅高で、ブイキューブは年初来高値を更新した。ソニー、東エレクが堅調で、キーエンス、ファナック、ダイキンもしっかり。
 【第2部】上昇。東芝がにぎわい、セキドも買われた。半面、ファーマフーズは下落。出来高1億7181万株。
 ▽さえない相場
 20日の東京株式市場で、日経平均株価は反落した。軟化して始まった後にプラス圏に浮上する場面もあったが、再び押し戻される展開。市場関係者からは「さえない相場」(大手証券)と、力ない声が上がった。
 米国での追加経済対策をめぐる与野党協議が進展しないことで、投資意欲が冷え込んだ。しかし、民主党のペロシ下院議長が当面の期限とする20日(現地時間)まで「交渉が成立する可能性は残されている」(中堅証券)との見方もあり、押し目買いや買い戻しが入る場面もあった。
 もっとも、上値を買い上がる明確な材料は見当たらず、買いは続かなかった。欧米では新型コロナウイルスの感染が再拡大傾向にあり、回復し始めた景気に水を差さないためにも矢継ぎ早の経済対策が不可欠となる。「市場は米国の与野党協議の行方を慎重に見極めている」(前出の大手証券)状況だ。
 225先物12月きりも、軟調。株価指数オプション取引は、プットが締まり、コールは売り物がち。

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