NY円下落、150円に接近=一時11カ月ぶり安値 2023年10月03日 07時01分

 【ニューヨーク時事】週明け2日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景に円売り・ドル買いが先行し、円相場は1ドル=149円台後半に下落、年初来安値を更新した。一時は149円88銭と150円に接近し、昨年10月下旬以来約11カ月ぶりの安値を付けた。午後5時現在は149円81~91銭と、前週末同時刻比51銭の円安・ドル高。
 米議会上下両院は9月30日、11月半ばまでのつなぎ予算案をいずれも賛成多数で可決した。米政府機関の一部閉鎖が回避されたことで海外市場で米長期金利が上昇。連邦準備制度理事会(FRB)高官らの2日の発言が金融引き締め局面の長期化を示唆したと受け止められ、ニューヨーク市場でも長期金利が高水準で推移し、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが強まった。 

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