トランプ氏から時々電話=バイデン氏はゼロ―米FRB議長 2023年02月08日 08時29分

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=1日、ワシントン(EPA時事)
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=1日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】「トランプ氏は時々電話してきたが、バイデン氏はまったくない」。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が7日の会合で、FRBに対する前職と現職の大統領の姿勢が対照的だと明かす一幕があった。FRBの金融政策に不満だったトランプ氏が議長に露骨な圧力をかけていたのに対し、バイデン氏はFRBの独立性を尊重していることがうかがえる。
 パウエル議長は「公式記録にあると思うが、トランプ氏からは時々電話があった」と説明した。会話の内容には触れなかったが、トランプ氏は景気を浮揚させるため、FRBに利下げを執拗(しつよう)に要求。受け入れない議長をツイッターへの書き込みで「間抜け」と罵倒するなど激しく攻撃し、解任も検討したとされる。 

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