米失業率、3.4%に改善=53年ぶり低水準―就業者は51万7000人増―1月 2023年02月03日 22時43分

米フロリダ州の飲食店に掲げられた求人広告=2021年11月(AFP時事)
米フロリダ州の飲食店に掲げられた求人広告=2021年11月(AFP時事)

 【ワシントン時事】米労働省が3日発表した1月の雇用統計(季節調整済み)によると、失業率は3.4%と前月から0.1ポイント低下し、1969年5月以来53年8カ月ぶりの低水準となった。景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月から51万7000人増加。市場予想(18万5000人増)を大幅に上回り、労働市場の堅調さを改めて裏付けた。
 就業者数の伸びは前月(26万人増=改定)から約2倍となった。失業率も、上昇を見込んでいた市場予想(3.6%)を下回った。中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は昨年3月以降、景気を冷やしてインフレを抑制するために急ピッチの利上げを進めた。だが、労働市場は好調を維持しており、インフレ圧力が根強いことを示した。 

FED(最新10件)