年度末は2万9000円台 2022年12月05日 14時17分

三井住友DSアセットマネジメント・チーフストラテジスト石山仁氏
 米国のインフレ懸念が後退し「米国株高、ドル安・円高」という構図が続いている。円高が進むと日本株には調整圧力となる。一方、日本企業の業績は良好で、株価のサポート要因だ。日経平均株価は今年末で2万8000円台、来年3月の年度末で2万9000円台と予想している。
 日本株の最も重要な変動要因は円相場だ。岸田政権の総合経済対策など国内の材料はあるものの、米国の景気、金融政策の影響を強く受ける環境が来年春まで続くだろう。今月中旬公表の米消費者物価指数(CPI)でインフレが緩やかに低下し、直後の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが少し緩やかになることを織り込み、為替相場は円高に振れている。
 ただ、今の為替水準が維持されるなら、前年比では相当な円安と言える。米景気は来年後退する可能性があるが、日本の景気は良好で設備投資も堅調だ。企業の利益からみて日本株は割安圏にある。

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