年末に向け堅調 2022年11月28日 14時24分

岡三証券シニアストラテジスト山本信一氏
 米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ幅の縮小観測を受け、株式市場には程よい楽観論が広がっている。日経平均株価は年末に向け堅調に推移し、昨年末終値(2万8791円)超えを目指すだろう。
 市場は米利上げ幅が12月に0.5%に縮小することを織り込み、投資家心理が改善している。国内経済はコロナ禍からの正常化が進んでおり、訪日外国人関連の需要回復が見込まれる。電鉄や航空、旅行業などの業績はまだ改善の余地が十分あり、関連銘柄への買いが株価全体を支えそうだ。
 一方、パウエルFRB議長は政策金利の最終到達点引き上げを示唆していて、市場は楽観一辺倒でもない。2023年1~2月には米国で利上げによる実体経済への悪影響が顕在化するだろう。企業業績が鈍化し景気後退が意識されれば、日経平均も米国株に連動して足踏みとなり、2万6000円台に下落する場面が想定される。

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