当面もみ合い 2022年11月21日 14時48分

野村証券ストラテジスト沢田麻希氏
 懸念されていた米国のインフレは鈍化の兆候が見られ、市場予想を超えるような追加金融引き締めの懸念は和らぎつつある。国内企業決算も上方修正が優勢だ。一方、米インフレのピークアウトはまだ明確でなく、中国経済など海外の不安材料も残る。株式相場は当面もみ合うのではないか。
 米国の10月消費者物価指数(CPI)は市場予想から下振れ、引き締めペースが鈍化するとの見方が広がっている。ただ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はあくまでデータ次第との姿勢を変えていない。今は楽観に傾いているので、注意が必要だ。
 国内の機械、自動車、電機、精密などの業種では円安の追い風に加え、挽回生産も本格化しつつある。価格転嫁も進んでおり、今年度中は失速する可能性は低い。水際対策の緩和で訪日外国人も回復しており、国内の人流も増加している。インバウンド関連も堅調だろう。

FED(最新10件)