米利上げ減速で盛り返す 2022年10月05日 14時43分

野村証券シニア・ストラテジスト小高貴久氏
 株式市場で最も大きな材料は米国の利上げの行方だ。利上げの減速が見込めるようになれば転機を迎えるだろう。11月初めの米連邦公開市場委員会(FOMC)から12月にかけて、インフレ指標などの低下とともに盛り返すのではないか。
 足元の米景気は連邦準備制度理事会(FRB)が人為的に抑制する形で減速しており、企業業績にはそこまで影響しないとみる。物流や小売りの業績下方修正の広がりは限定的なものにとどまるのではないか。物価水準は特にサービス、賃金で高止まりしているが、金融政策の効果が表れるには半年程度が必要と言われている。11月のFOMCごろには落ち着きだすだろう。
 一方、国内は足元の設備投資が好転し、水際対策も緩和。政府は3.5兆円の物価高対策に続き、今月に総合経済対策を策定する。円安の追い風もあり、日本株の下げ幅は米株より相対的に限定される。米国の引き締め緩和期待とともに勢いが戻ってくると思う。

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