本格上昇は10月以降 2022年08月17日 15時08分

インベスコ・アセット・マネジメント・グローバル・マーケット・ストラテジスト木下智夫氏
 米国のインフレ率が落ち着き、世界景気の減速などの悪材料がある程度織り込まれた後の10月以降に、日米の株式相場は本格的に上昇基調に移るだろう。今年末時点の日経平均株価は2万8500~3万1500円の間で着地するとみている。
 6月中旬からの日米株価の上昇は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが市場の想定以上に進むとの懸念が和らいだことが大きな要因となった。7月の米消費者物価指数の伸び率鈍化も前向きに受け止められた。
 とはいえ、インフレで米欧消費者の購買力は低下している。夏場は世界景気減速や消費財メーカーの業績下振れが意識され、株価の上値は重いだろう。秋以降に上昇基調が強まると見込む一方、欧州のエネルギー問題、中国の消費や不動産投資の回復の弱さは引き続きリスク要因となる。秋以降の株価上昇は振れ幅の大きな展開になると予想している。

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