年内はレンジ推移か 2022年08月02日 15時44分

第一生命経済研究所主任エコノミスト藤代宏一氏
 足元反発してきた米国株が再び押し返されるリスクはまだあるが、安値を更新する可能性は低下している。米国株の落ち着きを背景に、日経平均株価も年内は2万6000~2万9000円程度のレンジで推移しそうだ。
 持ち直しているとはいえ、大きく見れば米国株はまだベア・マーケット(弱気相場)の中での動きだ。経済指標の弱さなどをきっかけにリスク回避の流れが再燃しかねない。ただ、米国の物価上昇は6月がピークとする説は正しかったとみられる。連邦公開市場委員会(FOMC)が9月に0.75%の利上げを決める可能性は低下し、年内あるいは来年早々に利上げは打ち止めになる、との見方は固まりつつある。米株が今後どんどん安値を切り下げる展開も考えにくい。
 一方、為替相場が円高方向に動くと製造業の業績押し上げ効果は縮小される。円安・ドル高の一服はリスク要因として意識しておきたい。

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