秋以降落ち着き 2022年06月29日 14時29分

ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジスト井出真吾氏
 株式相場は夏は不安定な展開が続くが、秋口以降は落ち着きを取り戻すだろう。年内に日経平均株価は3万円を回復できるとみている。
 7月の米国の利上げ幅が0.75%になることは相場に織り込まれた。9月以降は利上げ幅の縮小が予想される。同月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て米金融政策への不透明感が後退すれば、市場心理は改善するだろう。米国では昨年10~12月に消費者物価指数が大きく上昇したため、今年10月以降は前年比の発射台が高くなり、物価上昇率も鈍化しやすい。
 中国では「ゼロコロナ」から「ウィズコロナ」へ政策のかじを切り始めた気配がある。中国景気の腰折れリスクは遠のきつつあり、世界的な供給制約も改善に向かうことが期待される。
 リスク要因は米国の景気動向だ。減速にとどまらず後退にまで陥ると、米国株が下落局面を迎え、日本株も大きく調整する可能性はある。

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