夏まではレンジ相場 2022年06月27日 14時21分

マネックス証券マーケット・アナリスト益嶋裕氏
 米国や欧州の中央銀行はインフレ抑制を目的に金融引き締めを実施しており、株式市場への資金流動性は当面、低下を余儀なくされるだろう。日経平均株価は8月末ごろまで上値を抑えられ、2万5000~2万7000円のレンジ内で推移するとみている。
 米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め姿勢が緩むには、米国のインフレ鈍化が不可欠だが、その時期は早くても秋以降だ。住宅市場や景況感などに関する指標からは、米景気減速の兆候がうかがえる。これは海外景気に業績が左右されやすい日本の自動車や機械などの銘柄にとって逆風だ。
 一方、コロナ禍の落ち着きを受けて訪日外国人客の需要は復活が期待される。宿泊や外食、交通といった内需関連銘柄は堅調に推移し、株価指数を下支えするだろう。市場参加者は年末に向け、FRBのタカ派路線がいつ一段落するか、固唾をのんで見守ることになりそうだ。

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