戻りは限定的 2022年05月25日 14時16分

農林中金総合研究所理事研究員・南武志氏
 株価は、目先3カ月程度は上値が重く、戻りは限定的とみる。日経平均株価は夏場までに2万8000円に乗ればよい方で、2万5000円程度まで下振れするリスクは大きく、頭打ち感が強いのではないか。
 国内景気は新型コロナウイルスの感染状況に左右されている。屋外でマスクを外せる話が出たほか水際対策緩和が発表され、ようやく円安メリットを享受できる環境の一つが整った。ただ、世界的な高インフレのせいで「リベンジ消費」がそがれることは間違いない。
 米国では連邦準備制度理事会(FRB)が急速に利上げを進め、経済の勢いは落ちてくる。中国も「ゼロコロナ」政策を続ける限り、全ての行動制限を解除することは当面難しく、供給制約は残ってしまうだろう。
 米長期金利が上昇し、グロース(成長)株による相場けん引は見通せない。また、ウクライナ危機が泥沼化すれば穀物価格の上昇リスクも抱えたままとなるだろう。

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