当面は不安定な動き 2022年05月20日 14時41分

マネースクエア・チーフエコノミスト西田明弘氏
 株式市場は米国や中国、ロシアなど海外の不透明要因に左右されている。中でも米国の金融政策の影響は大きく、同国のインフレにピークアウト感が出てくるまで、ここ数カ月間は不安定な値動きが続きそうだ。
 米金融当局はインフレ対策や、物価上昇と景気停滞が同時に起きる「スタグフレーション」懸念の抑制に積極的で、そのためにはある程度の景気減速も容認しようとしている。今後の連邦公開市場委員会(FOMC)でも利上げを継続するなど金融引き締め姿勢を堅持しており、その過程で日経平均株価は今年3月に付けた2万4717円の年初来安値を割り込む場面も想定しておくべきだろう。
 ただ、米国で年内の最終的な利上げ到達点(ターミナルレート)は3%付近とみられ、その後は物価抑制を最優先とはしない見込みだ。日米の株価指数が持ち直しの動きに転じるのは今年度下期以降だろう。

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