5月中に底値の公算 2022年05月16日 14時24分

大和証券チーフグローバルストラテジスト壁谷洋和氏
 株式市場で大きな不安要因となってきた米国のインフレはピークをつける兆しが見え始めた。日経平均株価は振れ幅を伴いつつも5月中に底値をつけ、7月にかけ2万7000円台の安定回復に向けて水準を切り上げていく公算が大きい。
 日米株価は軟調に推移してきたが、足元では懸念材料だった米国の物価や長期金利の上昇に頭打ち感が見られる。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め策などにより景気後退を伴わずに物価が落ち着いていけば、市場心理は好転に向かうだろう。国内でもコロナ禍からの経済活動正常化が進み、投資家の内需系銘柄への見方は改善しそうだ。
 ただ、中国は「ゼロコロナ」政策に伴い上海市などで都市封鎖を続けている。中国経済の急減速は世界経済回復に水を差す心配があるほか、国内の電機・電子部品企業の業績にも悪影響を及ぼし得る。こうした状況が続けば、日経平均の行方は予断を許さない。

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