コロナ対策「明らかに多過ぎ」=米経済、今後減速へ―専門家 2022年05月14日 16時17分

米ブルッキングス研究所のディレクター、ウェンディ・エデルバーグ氏
米ブルッキングス研究所のディレクター、ウェンディ・エデルバーグ氏

 【ワシントン時事】米有力シンクタンク、ブルッキングス研究所のディレクター、ウェンディ・エデルバーグ氏は、新型コロナウイルス禍を受けた2020年以降の米国の経済対策について「明らかに多過ぎだった」との見方を示した。また、財政支援がなくなり、金融引き締めも進むため、米経済が今後減速すると予想した。14日までに時事通信のインタビューに応じた。
 エデルバーグ氏は「コロナ流行が続く中、消費が極めて強く推移し、またモノに集中するとは予想していなかった」と振り返った。モノへの需要が急増する一方、供給制約が重なり、米国は約40年ぶりの高インフレに見舞われている。
 エデルバーグ氏は教訓として、的を絞った財政出動の必要性を強調。「家計や失業者を支援すれば、住宅部門や企業にそれほど手当てする必要はない。政策がどのように関連していくか、もっと考慮しなければならない」と語った。
 一方、財政的な下支えがなくなるほか、家計の旺盛な消費は一服、連邦準備制度理事会(FRB)も金融引き締めを進めることから「米経済は今後減速する」と予想。これらの中で「金融政策の影響が最も大きい」との見方を示した。 

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