株式市場に二つの重し 2022年01月12日 14時23分

T&Dアセットマネジメント・チーフ・ストラテジスト浪岡宏氏
 寅(とら)年は「千里を走る」といいながら負け越しが多いとか、米中間選挙がある年は伸び悩むといった経験則は別にしても、2022年前半の株式市場は重しとなる要因が二つある。新型コロナウイルスのオミクロン株と米国の金融政策だ。
 オミクロン株の感染が拡大すれば実体経済への影響は大きい。ワクチン接種率がまだ低い東南アジアは要注意で、昨年は工場生産停止で日本企業の部品調達に問題が出た。また、中国が北京冬季五輪後もコロナ対策で厳しい制約を続ければ、日本経済に影響する。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は昨年中から金融引き締めを示唆しており、株式市場もようやくこれを実感するようになった。米国の株価が下がれば日本株は上昇しにくい。22年前半は最悪の場合、日経平均株価が2万5000円まで下がる可能性があり、上値は3万円にタッチしないだろう。

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