22年に今年高値を更新 2021年11月30日 14時15分

第一生命経済研究所主任エコノミスト藤代宏一氏
 日経平均株価は先行き12カ月の間に3万1500円まで上昇し得るとみている。2022年は21年の高値を更新する可能性が高い。
 日本の11月の製造業購買担当者景況指数(PMI)はコロナ禍発生で落ち込んだ後の最高値を更新し、国内の生産活動が一段と回復していることがうかがえる。自動車大手が挽回生産を強める計画を示しており、株価には明るい話題だ。半導体製造装置も増勢を保っている。
 ただ、世界は金融緩和一辺倒ではなくなっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では量的緩和縮小(テーパリング)加速への言及が見られ、テーパリング終了時期が想定より早まって株価の重しとなる局面はあるかもしれない。世界的にインフレ圧力が高まる中でも価格転嫁がしにくいという国内企業の状況も、日本株にはマイナスだ。所得の伸びが鈍い中、今後も値上げは簡単ではない。

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