中間決算後は堅調に 2021年10月11日 14時41分

野村証券シニア・ストラテジスト伊藤高志氏
 米連邦準備制度理事会(FRB)が久しぶりに緩和縮小にかじを切ろうとしている中、米金利見通しが揺れ動き、日本株は不安定な値動きになりやすかった。今後、中間決算発表を経て企業業績に安心感が広がれば堅調さを取り戻す。日経平均株価は年末に3万2000円を目指すだろう。
 米金融政策は政策金利をいつ、どれくらいのペースで引き上げるかが市場の関心で、資産運用の世界では気の抜けない局面だ。金融政策の見通しが不安定なため、半導体不足や原油市況、インフレ懸念などに株価が反応しやすかった。
 11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後は1株当たり利益を増やす企業に物色が集まるだろう。なお、最近の日本の製造業は、米欧や一部の新興国など中国以外で利益を出す傾向が鮮明だ。中国不動産企業の経営問題は、他の業種に波及しない限り日本の企業業績に与える影響は限定的とみている。

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