米雇用、23万5000人増どまり=コロナ変異株の拡大響く―8月 2021年09月03日 21時43分

店舗の外に掲げられた求人広告=8月16日、米バージニア州アーリントン(AFP時事)
店舗の外に掲げられた求人広告=8月16日、米バージニア州アーリントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米労働省が3日発表した8月の雇用統計(季節調整済み)は、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が前月比23万5000人増となった。新型コロナウイルスの変異株拡大が響き、前月(105万3000人増、改定)から伸びが大幅に縮小。市場予想(72万8000人増)にも届かなかった。
 一方、失業率は0.2ポイント低下の5.2%に改善した。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8月の講演で、米国債などを大量に買い入れて市場に資金供給する量的緩和策に関し、物価動向や雇用改善を踏まえ「年内の縮小開始」が適切と表明済み。9、11、12月に開くいずれかの金融政策会合で緩和縮小を判断する見込みだ。
 FRB内では雇用の伸びが100万人前後だった6、7月並みの改善が確認できれば、9月の政策会合で開始を決めるべきだとの意見もあった。ただ今回の伸び鈍化を受け、11月以降になる公算が大きい。 

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