年内に3万円も 2021年09月03日 14時17分

永和証券トレーディング部長小野浩一氏
 日経平均株価は2万8000円を回復して売買にも厚みが出ており、トレンドの変化がうかがえる。次期衆院選をにらみ自民党からは30兆円規模の財政出動を求める声が聞かれるほか、新型コロナウイルスワクチン普及が経済正常化を後押しするとの期待もある。年内に3万円まで上昇する可能性も否定できない。
 8月中旬以降、菅義偉首相の支持率急低下や新型コロナウイルス変異株の感染拡大など弱い材料がやや目立った。ただ、米国の量的緩和縮小(テーパリング)の開始時期をめぐり、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が市場との対話を重視する姿勢を示し安心感を与えた。
 新型コロナについても、東京都の新規感染者にピークアウトの傾向が出てきている。政治の不透明感は懸念材料だが政権与党の交代までは考えにくく、その後は企業業績の改善が相場を支える展開となりそうだ。

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