当面は上値重く 2021年07月06日 14時47分

三井住友DSアセットマネジメントチーフマーケットストラテジスト市川雅浩氏
 日経平均株価は、足元で上値が少し重くなっている。4月下旬以降、75日移動平均(5日終値で2万9000円強)が抵抗線となり、2万9000円台定着を妨げている。目先は下落リスクに注意が必要だが、その中で好材料が出てくるかどうかがポイントだ。
 第1に、新型コロナウイルスのワクチン接種が先進国で順調に進み、感染再拡大が抑制されることで経済の順調な回復につなげられるかだ。感染や接種の動向、各国の経済指標を丁寧に見る必要がある。
 第2は米国経済。連邦準備制度理事会(FRB)が年末から来年初めにかけてテーパリング(量的緩和の縮小)を始めても、労働市場などの改善基調が阻害されずに続くかどうかが注目だ。
 これらが実現すると期待させる材料が出てくれば、75日平均線を超えることもあり得る。ただ、それにはもう少し時間がかかるため、当面は上値の重い展開が続くだろう。

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