夏までに3万2000円 2021年04月13日 14時54分

野村証券チーフ・エクイティ・ストラテジスト池田雄之輔氏
 株式市場は流動性相場から業績相場への移行という色彩が強まっている。日経平均株価は夏までに3万2000円に到達するだろう。
 昨年は米連邦準備制度理事会の積極的な金融緩和により、ドル安・円高と世界的な株高が進んだ。今年に入り「円高株高」から「円安株高」の局面に移りつつある。米国の積極財政策により米金利は上がりやすくなる。1株当たりの利益や純資産の何倍まで評価するかというバリュエーションの面では株は上がりにくくなるが、業績には追い風が吹く。円安が進めば輸出企業は楽観的になりやすい。
 3月調査の日銀短観の業況判断は大幅に改善した。企業が円安で業績見通しを引き上げる姿勢が見られる。今後1カ月間に3月期決算企業が公表する業績予想は、アナリストの予想並みかそれ以上になる可能性がある。日経平均は3万円を挟み行き来する相場から上放れるとみている。

FED(最新10件)