上昇トレンド一服 2021年04月09日 15時09分

永和証券トレーディング部長小野浩一氏
 チャート分析で見ると「三尊天井」を形成した形となっており、上昇トレンド一服という見方が強まりそうだ。2021年3月期決算の発表が本格化する4月下旬まではリスク回避の売りが優勢で、日経平均株価は2万8000円を割り込む可能性がある。
 大阪府や兵庫県に続き、首都圏でも新型コロナの変異ウイルスによる感染再拡大への懸念が強まってきた。他の先進国と比較してワクチン接種の遅れは鮮明で、株式市場を含む国内金融市場の重しとなっている。米投資会社アルケゴスに関連した取引で、野村ホールディングスなど内外の金融大手に巨額損失が発生する恐れがあるとみられていることも不安要因だ。
 日銀や米連邦準備制度理事会などの超金融緩和姿勢は変わらないが、日経平均が3万円を抜いてさらに上昇するのはしばらく先とみている。

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