3万2000円目指す 2021年04月08日 14時23分

岡三証券シニアストラテジスト山本信一氏
 株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ企業業績の回復期待から堅調に推移しそうだ。今月下旬以降に本格化する企業決算で製造業を中心に通期業績見通しの改善が確認されれば、日経平均株価は年央にかけて3万2000円を目指すとみている。
 ワクチン接種が急速に広がる米国のほか、中国でも景気の回復が進んでいる。半導体や電子部品、自動車部品といった輸出関連銘柄は需要の強さを追い風に相場をけん引するだろう。2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の政府目標は息の長いテーマで、環境関連銘柄も伸びる余地がある。
 ただ、年末に向けて米国で景気回復が本格化してくると、連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和縮小が意識されやすくなる。株高と金利上昇の共存という現在の関係が崩れ、株価は上値を抑えられそうだ。

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