金融緩和を継続=景気回復「しばらく時間」―米FRB 2021年04月08日 07時56分

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は7日、3月16、17両日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。参加者は雇用と物価の目標に向け「一段と大きく前進するまでしばらく時間がかかる」と判断。金融緩和を続け、景気回復を後押しする姿勢を示した。
 参加者は、新型コロナウイルス危機を受けた経済対策などにより「景気回復はペースが加速した」と評価した。一方でインフレ率については、短期的に目標の2%を上回るが「一時的」な動きにとどまり、2022年に鈍化するとの見方でほぼ一致した。
 その上で、変異ウイルスの動向など「先行きの不確実性は高い」と指摘。「雇用最大化という目標には程遠い」との見解を明らかにした。FRBが米国債などを購入する量的緩和を早期に縮小するとの市場の期待を冷ました形だ。
 3月のFOMCでは、事実上のゼロ金利政策と量的緩和策の維持を全会一致で決めた。同時に、ゼロ金利が少なくとも23年末まで据え置かれるとの参加者見通しも公表された。 

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