急激な株価上昇にもろさ 2021年02月25日 14時55分

ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表取締役菊池真氏
 日経平均株価は昨年暮れの2万7000円台から直近の3万円まで急激に上昇した。押し上げたのは、株価上昇に追従した先物主導の機械取引とみられる。つまり、2万7000円以上の水準はもろさを抱えており、下落し始めると機械的に売られる可能性がある。
 株価を左右するのは米長期金利の動向だ。米国の景気回復や大型の経済政策を背景にした物価上昇観測が金利上昇圧力を高めており、米金利が1.5%に近づけば日経平均は2万7000円に下落、米金利が2.0%に向かえば、半年以内に2万4000円まで調整してもおかしくない。
 米国株は金利上昇を無視できなくなってきている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は市場の懸念払拭(ふっしょく)に努めているが、債券市場は大規模緩和の早期縮小開始を織り込みつつある。下落局面では、買われてきたハイテク関連など成長株の売りが強まるだろう。

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