今年度末にかけ一段高 2020年09月29日 14時26分

岡三証券シニアストラテジスト山本信一氏
 東京株式市場は菅義偉首相が掲げる改革の実体が見えてくるにつれ、海外投資家の日本株買いが進み、一段高となりそうだ。新型コロナウイルスワクチンの開発進展も追い風に、日経平均株価は2020年度末にかけて2万4500円を目指すとみている。
 海外勢は売り越しが続いてきたが、デジタル庁創設をはじめとする菅政権の改革実行に期待感がある。「脱はんこ」推進やオンライン診察の拡大といった具体策の道筋が見えてくれば、情報通信関連や医療関連の一角に選別的な買いが入り、相場をけん引するだろう。
 リスクは円高の進行だ。ここ最近の米連邦準備制度理事会(FRB)によるゼロ金利継続のメッセージは強く、ドルは買われにくい。じりじりと円高・ドル安が進めば、輸出関連企業の業績改善期待が後退し、日本株には逆風となる。日経平均が2万2000円まで下げる場面も想定しておきたい。

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