最大限の緩和から「調整必要」=1%超の金利上昇容認―日銀10月会合 2023年11月09日 09時32分

日銀本店=東京都中央区(AFP時事)
日銀本店=東京都中央区(AFP時事)

 日銀は9日、長期金利の1%超への上昇容認を決めた10月30、31日の金融政策決定会合の主な意見を公表した。政策委員の一人は「2%の物価目標の持続的実現の確度は、一段と高まっている。最大限の金融緩和から少しずつ調整していくことが必要だ」と強調した。
 会合では、大規模金融緩和策の一環として実施している長短金利操作の運用を柔軟化、7月会合に続き金融政策の修正に踏み切った。
 ある政策委員は、「柔軟化は(緩和の)出口までの間、副作用を抑制し、円滑に金融正常化を進める上でも大きなプラス」と指摘。ほかにも「長期金利を厳格に抑制し続ける場合、市場機能などの面で大きな副作用が発生するリスクは高くなっている」など、政策運営の柔軟化が必要だとの意見が相次いだ。
 また、委員の一人は「昨年12月以降、金利コントロールの程度を少しずつ弱めてきているが、緩和効果は十分保たれている」と言及。一方で「このタイミングで長短金利操作を修正すると金融引き締めと受け止められる可能性がある」として、政策の見直しに慎重な意見もあった。 

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