円安、債券安が一服=米利上げ警戒和らぐ―東京市場 2023年11月02日 16時07分

 2日の東京金融市場で、円安・債券安が一服した。米国の利上げに対する警戒感が和らいで日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=150円台前半に上昇した。午後5時現在は150円36~37銭と前日比1円01銭の円高・ドル安。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは一時0.910%まで低下(価格は上昇)した。
 米連邦準備制度理事会(FRB)は1日、連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を協議し、政策金利を2会合連続で据え置くと決めた。政府・日銀による円買い・ドル売り介入への警戒感がくすぶる中、米金利の先高観が一段落したことで円が買い戻された。
 ただ、市場では「円安に歯止めがかかったように見えるが、米追加利上げの可能性が強まれば円は売られやすくなる」(シンクタンク)との見方が根強い。
 債券市場では米金利低下を受け、国債を買い戻す動きが強まった。1日、長期金利は一時0.970%まで上昇したが、水準を切り下げた形だ。
 一方、株式市場ではFOMCが相場を混乱させることなく終わったことで、買い安心感が広がった。半導体関連株の上昇が目立ったほか、トヨタ自動車など好決算を発表した銘柄も買われた。日経平均株価の終値は348円24銭高の3万1949円89銭で、10月31日から3日間の上昇幅は1200円を超えた。 

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