下期には年初来高値超え 2023年11月02日 14時44分

三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニアエコノミスト鹿野達史氏
 相場は夏場からボックス圏だが、すでに足元では上昇基調に入っている。企業収益の回復を受け、日経平均株価は今年度下期には年初来高値を超え、3万5000円も視野に入ってくるだろう。
 国内は景気回復が続き、特に企業収益は円安が押し上げ効果として効いてくる。消費の持ち直しやインバウンド(訪日客)需要の拡大も継続し、本日閣議決定の経済対策の効果も加わる。日銀も年明け以降はさらなる政策修正の可能性があるが、景気や企業収益を阻害するところまではいかない。
 米経済は金融引き締めの長期化が懸念されるが、インフレ率の低下が続く中で利上げは停止し、来年には利下げに入るのが基本路線だ。中国経済も底堅く、世界経済全体としても来年には持ち直すだろう。内外ともに不安要因が取り除かれれば、株価は押し上げ方向に向かう。

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