円下落、151円台前半=金利差意識、株は一時700円超高―長期金利0.970%に上昇・東京市場 2023年11月01日 09時08分

1ドル=151円台前半の円相場と日経平均株価を示す電光ボード=1日午前、東京都中央区
1ドル=151円台前半の円相場と日経平均株価を示す電光ボード=1日午前、東京都中央区

 1日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=151円台前半に下落した。151円台を付けるのは昨年10月下旬以来1年ぶり。日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。午前11時現在は151円33~35銭と前日比1円04銭の円安・ドル高。株式市場では米株高を好感し、日経平均株価の上げ幅が一時700円を超えた。
 債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが0.970%に上昇(価格は下落)した。2013年5月以来、約10年5カ月ぶりの高水準となった。
 日銀は前日まで開いた金融政策決定会合で、長期金利について事実上の上限としてきた1%の水準を一定程度超えることを容認する方針を決めた。ただ、マイナス金利政策は維持。市場では大規模金融緩和策が続くと受け止められ、金利先高観の根強い米国との違いが鮮明だ。
 一方、前日の米株式市場では主要株価指数が堅調となった。東京市場でも投資家心理が改善し、自動車、電機などの輸出関連株に買いが膨らんだ。日経平均の午前の終値は616円77銭高の3万1475円62銭と続伸した。市場関係者は「円安が進み、株式を買う勢いが強まった」(資産運用会社)と話していた。 

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東京債券市場で長期金利が0.970%に上昇したことを示すモニター=1日午前、東京都中央区
東京債券市場で長期金利が0.970%に上昇したことを示すモニター=1日午前、東京都中央区

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