10月下旬から上昇相場へ 2023年09月25日 14時34分

ウェルスリード代表取締役・浜島成士郎氏
 国内株は調整を経て、企業の中間決算発表が本格化する10月下旬から上昇相場に向かうだろう。通期業績見通しで、上方修正の動きが明確化するかどうかがカギだ。来年末には、日経平均株価の史上最高値3万8915円を更新する可能性が十分ある。
 東証は3月、株価純資産倍率(PBR)1倍割れの企業に対し経営改善を要請した。岸田文雄首相は先週の米ニューヨーク講演で「資産運用特区」創設の方針を示し、9月25日からは国際金融センター実現に向けた「ジャパンウィークス」を日本で開催。海外投資家は中長期的に日本が大きく変わる可能性があると考え、日本株買いを進めるだろう。
 日銀の金融緩和政策の修正は注視が必要だ。円高に振れる可能性があり、冷や水を浴びせそうだ。米国経済もインフレが根強く、ソフトランディング(軟着陸)に向かうか予断を許さない。

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