大手5行、住宅ローン金利上げ=9月、日銀政策修正受け 2023年08月31日 18時26分

大手銀行5行は31日、9月の住宅ローン金利を発表し、代表的な固定期間10年の基準金利をいずれも引き上げる。上げ幅は最優遇金利で0.1~0.2%。2カ月連続で全5行が引き上げる。日銀が7月、大規模金融緩和策の一環として実施する長短金利操作の修正に踏み切り、債券市場で金利が上昇していることを考慮した。
9月の10年固定の最優遇金利は、三菱UFJ銀行が前月から0.1%高い0.88%、三井住友銀行が0.2%高い1.09%、三井住友信託銀行が0.15%上昇の1.30%、みずほ銀行が0.15%上昇の1.35%、りそな銀行が0.18%上昇の1.57%。短期金利に連動する変動金利については、全行が据え置いた。