米、引き締め姿勢堅持か=FRB議長25日講演―ジャクソンホール会議 2023年08月23日 17時46分

【ワシントン時事】米カンザスシティー連邦準備銀行が主催する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が24~26日、西部ワイオミング州で開かれる。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が25日に講演する。インフレは鈍化傾向をたどるが、金融引き締め姿勢を堅持し、経済指標次第の政策運営方針を強調するとみられる。
毎年恒例の会議にはFRB高官や各国中央銀行幹部、学者らが参加。日銀の植田和男総裁も初めて出席する。FRB議長の講演は、今後のFRBの金融政策を占う手掛かりとして注目される。日米金利差を背景に円安・ドル高が進む中、パウエル氏の発言に関心が集まる。
米インフレ率は昨年、約40年ぶりの高水準に達した。FRBはインフレ抑制を目指し、昨年3月以降急激な利上げを進め、現在の政策金利は年5.25~5.50%と、約22年ぶりの高さまで引き上げられている。