円、対ユーロで150円台=14年半ぶり安値 2023年04月28日 23時46分

 【ニューヨーク時事】週末28日午前のニューヨーク外国為替市場では、日銀による大規模金融緩和の長期化観測を背景に円売りが加速し、円相場は対ユーロで一時2008年10月以来約14年半ぶりに1ユーロ=150円台に下落した。午前10時45分現在は、150円15~25銭と、前日午後5時比2円55銭の大幅な円安・ユーロ高。
 日銀は28日、植田和男総裁が就任して初めての金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定。利上げを続ける欧米との金利差が拡大するとの見方から円売りが活発化し、円はユーロやドルなどに対して大幅下落した。 

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