需給が下支えに 2022年12月06日 14時15分

東洋証券ストラテジスト大塚竜太氏
 来春にかけて株式市場は海外投資家から買いが入りそうで、需給環境は悪くないだろう。日経平均株価は来年3月末までに2万9000円程度まで上昇するとみている。
 来年4月の黒田東彦日銀総裁の任期満了を前に、次期総裁人事や先行きの金融政策をめぐる思惑が生じやすくなる。来春の統一地方選で与党が苦戦するとの見方が広がれば、政治面での不透明要因と意識され、株価の重しになるかもしれない。
 ただ、日本ではまだ物価の上昇に賃金上昇が伴っておらず、金融政策の急激な変更は考えにくい。為替相場の円安・ドル高進行が落ち着くことで、海外投資家は日本株を買いやすくなる。個人投資家も株価が下がれば買いを入れると思われ、需給環境の良好さは相場の支えになる。
 リスクを挙げるとすれば急速な円高か。米国が先端半導体の中国への輸出規制を強化するなど、米中の対立にも注意を払いたい。

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