年初来プラス圏視野に 2022年11月17日 14時16分

みずほ証券マーケットストラテジスト中村克彦氏
 日経平均株価は年内にも2万8791円(2021年末終値)を超えて年初来プラス圏が視野に入ろう。十二支の相場格言は「寅(とら)千里を走る」(22年)から「卯(う)跳ねる」(23年)に移っていく。
 米国は物価高のピークアウトが見えてきた。10月の消費者物価指数が市場予想を下回り、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅が縮小するとの観測が台頭し、ハイテク株が反発した。
 日経平均は2万8000円を一時回復した。長期線の200日移動平均線を上回り、理論上はコツコツと「つみたて運用」してきた投資家は含み益が出ている。
 企業の自社株買いが続き、海外勢も買いに転じてきた。企業決算では最高益更新も目立つ。上期は物価高のあおりを受けたものの、下期は価格転嫁が進むだろう。政府・日銀の円買い介入により過度な円安・ドル高も一服した。旅行支援策が観光業を下支えし、今後は景気回復期待が高まる。

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