株価の先行き占う三つの視点 2022年09月26日 14時06分

第一生命経済研究所主任エコノミスト藤代宏一氏
 日経平均株価は、三つの視点から年内に2万8000円を回復できると予想している。
 一つ目は外国為替相場の円安・ドル高だ。日本経済に対する円安のマイナス面も指摘されているが、製造業の比率が高い日本株に対しては引き続きプラスに働く。3月以降のドル・円相場と日米の株価指数を見ても、円安が進むほど日本株が米国株に対して相対的に優位に推移していることが分かる。
 二つ目は内需。毎月勤労統計調査では、名目賃金は上昇している。個人消費もある程度の回復は期待できよう。
 三つ目の視点は、企業業績が上向いていることだ。原材料価格の高騰など利益の圧迫要因もあるが、今のところ上場企業の1株当たり利益(EPS)は上向いている。日銀が10月3日に発表する9月の全国企業短期経済観測調査(短観)でも、大企業・製造業の業況改善が予想されている。

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