物価・成長率、上方修正へ=原油高や円安など反映―22年度見通し・日銀 2022年01月07日 17時28分

日本銀行本店
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 日銀は17日から2日間の日程で金融政策決定会合を開き、最新の景気予測である「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を取りまとめる。原油高や円安を背景に2022年度の物価上昇率見通しを前年度比0.9%から上方修正する方向で検討。成長率見通し(従来2.9%)についても引き上げを議論する。
 総務省が7日発表した昨年12月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月比0.5%上昇と、1年10カ月ぶりの高い伸び。全国の消費者物価指数(同)も昨年11月は0.5%の上昇となった。
 原油などエネルギー価格の上昇などを背景に、海外ではインフレが進展。日本でも、円安による輸入品の値上がりが加わり、物価は上昇圧力を強めている。今春に携帯電話通信料の引き下げによる下押し要因が剥落すると、物価は1%を超える伸びになる可能性が高い。
 このため会合では、物価の先行きについて「下振れリスクが大きい」としている評価の見直しについても議論する。
 一方、22年度の成長率見通しは、コロナ禍を受けた政府の経済対策による押し上げ効果を踏まえ、上方修正を検討する。 

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