日銀、気候変動で基本方針=自らのリスク情報も開示―今夏公表 2021年07月08日 21時11分

日本銀行本店
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 日銀が、気候変動問題に対する基本方針を取りまとめることが8日、分かった。今夏に公表する。地球温暖化は物価や金融システムの安定に影響を及ぼすと判断し、気候変動対応は日銀の使命である「国民経済の健全な発展」につながると明記。併せて、日銀が自ら抱える気候変動リスクを情報開示する方針を盛り込む。
 日銀は6月の金融政策決定会合で、金融機関の気候変動対応を後押しする資金供給策の導入を決定。今月15、16日の会合で骨子案を決める。世界の主要中央銀行で気候変動への取り組みが進む中、さらに基本的な考え方を公表することで、日銀も積極的な姿勢を示す狙いがある。
 基本方針では、中央銀行としての業務を遂行する上で排出する温室効果ガスの削減に向けた取り組みも明記する。一方、企業が環境対策の資金を調達するために発行する「環境債(グリーンボンド)」については、金融政策として他の債券よりも有利な条件で買い入れることに慎重な姿勢を示すとみられる。 

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