〔米株式〕NYダウ反発、141ドル高=ナスダックは小高い(16日午前) 2024年04月16日 23時20分

 【ニューヨーク時事】16日午前のニューヨーク株式相場は、発表が本格化している企業決算の内容を好感した買いに反発している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前日終値比141.03ドル高の3万7876.14ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は10.41ポイント高の1万5895.43。
 前週末のJPモルガン・チェースなど金融機関の業績発表を皮切りに、米主要企業の2024年1~3月期決算シーズンが本格化する中、この日はヘルスケア大手や金融大手が決算を発表。医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループは8.6%増収となったほか、売上高と調整後1株当たり利益(EPS)が市場予想を上回り、6%超高とダウの上げをけん引している。金融大手モルガン・スタンレーは増収増益を確保。同業のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は減収減益だったものの、売上高に当たる純営業収益と、調整後EPSは市場予想を上回った。おおむね堅調な決算内容に買い安心感が広がっている。市場予想を上回る米経済指標の発表が相次ぎ米利下げ観測が後退したことなどを受け、ダウは前日まで6営業日続落。この反動で安値拾いの買いも入っているもよう。
 一方、米長期金利が引き続き高止まりするほか、中東情勢を巡る緊迫化もくすぶっており、相場の上値を抑えている。イスラエルの戦時内閣は16日、イランによる対イスラエル攻撃への対抗措置について、前日に続き議論する。市場の目先の関心は、この日午後に予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言内容に向いている。
 ダウ構成銘柄を見ると、ユナイテッドヘルスに続き、IBM、セールスフォース、ビザなどが上伸。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は2%超安と下落。この日発表した24年1~3月期決算で売上高が市場予想を下回った。

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