〔東京外為〕ドル、108円台後半=株価眺め買い戻し(14日午後3時) 2021年04月14日 15時20分

 14日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の下げ幅縮小でリスク回避目的の円買い・ドル売りが一服し、やや買い戻されて1ドル=108円台後半で推移している。午後3時現在、108円90~90銭と前日(午後5時、109円31~35銭)比41銭のドル安・円高。
 前日の海外市場では、米国の物価関連指標は良好な結果だったものの、市場は織り込み済みだったため反応は限られた。一方、米保健当局がジョンソン・エンド・ジョンソン社の新型コロナウイルスワクチンの一時使用中止を勧告し、米国の景気回復期待が薄れて米長期金利が低下したのを材料にドルが売られ、109円00銭付近まで値を下げた。
 東京時間は海外の流れを引き継いで始まり、朝方に109円を割り込んだ。その後、実需関連の取引や日経平均の軟調を手掛かりとしたドル売りで108円70銭台に軟化。売りが一巡すると、時間外取引の米金利の持ち直しもあって下げ止まり、午後は日経平均の下げ幅縮小やユーロが対円で買われたことなどを受け、108円90銭台となった。
 市場では、米長期金利の上昇が一段落したことで「年明け以降のドル高から調整局面に入った」(邦銀)との見方から、ドル売り材料に反応しやすい地合いとなっている。半面、「108円台半ばの下値は堅い」(信託銀)との声も出ている。
 ユーロは、午後に入って対円で堅調、対ドルでは小動き。午後3時現在は1ユーロ=130円30~31銭(前日午後5時、130円12~13銭)、対ドルでは1.1965~1965ドル(同1.1902~1906ドル)。

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