求人1.29倍、3カ月連続悪化=失業率は2.7%―7月 2023年08月29日 08時41分

 厚生労働省が29日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント低下の1.29倍だった。悪化は3カ月連続。物価高騰や人手不足を背景に、待遇の良い企業へ転職しようと求職者数が増加した。
 有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探す求職者1人に対し、何人分の求人があるかを示す指標。
 有効求職者数は0.9%増加。物価高を受け、収入面でより良い条件を求めて転職を希望する人が目立った。勤務先の人手が足りず、業務量の増加や長時間労働が理由となるケースもあったという。
 一方、有効求人数はわずかな伸びにとどまった。飲食サービス業で人手を確保する動きがあったが、コスト上昇の影響で建設業や製造業では求人を控える企業もあった。
 総務省が同日発表した7月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント上昇の2.7%に悪化した。完全失業者数は184万人と前月比11万人増加。女性は15万人増えており、物価高や賃上げを背景に転職や新たに働くことを考える人が増えたとみられる。 

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